日本でビジネスをしていると、自分のしている仕事が最もレベルの高い仕事で、他の国より優位な立場にいるように思いがちです。I T 関連でも、個人向け通信速度は光通信の普及などによって世界で最も速く、また料金も安いなどと聞かされているので、世界の上位グループの国に位置しているように思い込んでしまいがちです。
先日、I T 関連の調査を手がける「ガートナージャパン」が、日本の930社を含む世界21か国の2700社の
企業を対象に調べた調査によると、主要国16カ国中で情報技術関連の投資に対する日本企業の姿勢は、最下位の16位だったようです。
詳細は、ガートナージャパンの添付データを見ていただくと分かりますが、わたしも地域の中小企業を訪問して気付いたことがあります。わが国のI T ブーム以降、大手企業のI T 投資に続いて中小企業も相当額の投資を行いましたが、結局はI T では仕事が増えないということで、現在では利用するシーンがほとんど限られています。
多額の投資をしてホームページを作成しても、ほとんどは更新されずに寝たままのホームページがゴロゴロしてます。精々、携帯も含めてメールが活躍しているだけで、データベースや図形処理などは、限りなくゼロに近い状態です。
製造業を例にとると、1900社の大企業とそれを支える27万社の中小企業で成り立っていますが、外国企業を相手にする大企業のI T 化は世界トップクラスですが、圧倒的な多数を占める中小企業のI T 化が世界主要国の最低レベルのようです。
ここには、大きなニーズが広がっています。これからのわが国での起業チャンスは、中小企業のI T 化サポートを抜きに語れない時代が来そうです。
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