わたしが話す起業の話はどうしても人間性が出てスモールビジネスの話が多いのですが、今日はビックビジネスの話題を取り上げようと思います。
それは「ブルーオーシャン戦略」の話です。この言葉自体は、経営学の用語として05年2月にフランスのビジネススクール、インシアードのW・チャン・キム教授とレオ・モボルニュ教授の共書「ブルーオーシャン 競争のない世界を創造する」からきた言葉です。
起業にあたっては、競争の激しい市場に参入するより、まだほとんど手付かずの市場を自分で創造することによって差別化しようとする戦略です。
この本の中で紹介されているブルーオーシャン(手垢のついていない海)市場としては、それまで滞在型ばかりだったコーヒーショップとの差別化で、高額のテイクアウト型コーヒーショップを切り開いた「スターバックス」、携帯のi モード、ヤマト運輸の宅急便などを上げています。
コーヒーショップをみても、宅急便をみても分ることですが、ブルーオーシャン戦略はこれまでまったくなかった市場を新たに作るのではなく、これまでにもあった市場に新たな出口を作る作業に似ているような気がします。
この新たな出口が、顧客第一主義で、これまでは無理とされていたことに風穴を開けて、他の会社ではできないサービスを始めることだと思います。
もう一度、周りを見回して見ませんか。意外と、これまでは困難とされてきたことが、ITを導入することによって、人の配置を換えることによって、できることがありませんか?絶対無理と言われることほど、ビジネスとしては大化けする可能性が高そうです。
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