今日、11月13日にジャスダック証券取引所では、技術系ベンチャー企業向けの新市場 NEO(ネオ)がスタートし、その第1号として通信ソフト開発のユビキタスが上場しました。
わが国は、対外的にも国内的にも技術立国を標榜していますが、技術系ベンチャーの起業にはとても冷淡な社会です。特に金融機関による技術系ベンチャーへの対応は、ほとんど無視に近いものがありました。
その原因は、ベンチャー企業が保有する技術力に対して、銀行にしろ、ベンチャーキャピタルにしろ、ほとんど評価する能力をもっていません。
金融機関には、ベンチャー企業を育てることのできなかった長い歴史があります。大型の技術系ベンチャー企業というと、今でもソニーやホンダのほかに社名は浮かびません。技術立国のわが国で、グーグルやスカイプといった新しい世界的なベンチャー企業は育っていません。
新市場のNEOでは、赤字企業でも上場することが可能です。上場のための基準をそのベンチャー企業がもつ技術に重点を置いており、外部の協力を得て学術的な裏づけの確認をとることになっています。
第一号となるユビキタスは、任天堂の携帯ゲーム機向けに通信ソフトの供給を行っていますし、第二号に予定されているウェブマネーは、電子マネーの開発・運営で市場を形成しています。
NEOのスタートによって、技術レベルの高いベンチャー企業が世の中に早く登場することが期待されます。起業を目指す人も、技術系ベンチャーに目を向けてみてはいかがでしょう?
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