最近、新聞やテレビでメタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)をテーマに取り上げた話題が増えていますが、来年4月1日からは「特定健診・特定保健指導」がスタートします。
この制度、メタボ治療による医療費を少しでも減らすことが目的で、40歳から75歳の人を対象に、特定健診は病院に行って医師の診断を受けます。特定保健指導は、保健士の指導を受けて運動や食事の管理を行います。その上で、メタボの該当者や予備軍の減少率の目標を定めるものです。
診断の実施率は50%、相談の実施率も50%を越えていないと、75歳以上の後期高齢者医療制度を支えるため、保健者の拠出する負担金を国民健康保険なら自治体単位、組合健康保険なら組合単位で最大1割増える仕組みです。
医療費を削減するために、健診の受診を国民全てに義務付けようとするもので、医師や保健士などには新たな業務が生まれることになります。
ここに新たな起業の目を期待している人も多いと思います。その一つに、女性向け30分サーキットトレーニングジムを開設する人たちが各地に増えています。普段着のまま、買い物のついでや仕事の帰りに、気楽に有酸素運動できるをキャッチフレーズに、会員数を増やしています。
ただ、フランチャイズやライセンスなど事業の運営システムに複雑な仕組みがあって、これまでにフランチャイズ経験のない人には、意外な落とし穴がありそうです。現在は、このサーキットトレーニングやコンビニフィットネスと呼ばれるビジネスがわが国で普及して2年も経たないために問題になっていませんが、将来は大きな問題になりそうです。
ここから手前味噌が宣伝ですが、「
コンビニフィットネス開業マニュアル」の販売を始めました。もし、ご本人が興味をもっていたり、友達・知人に興味を持っている人がいましたら、お勧めください。よろしくお願いします。