昨日、財務省の発表によりますと、07年9月末現在の国が発行する国債や借入金、政府債務など借金の総額が833兆円と、地方自治体の借金とを合わせると1000兆円を楽に上回ってしまします。
わが国の予算額は約85兆円ですから、その10倍近い借金を抱えています。これが企業ですと即刻債務超過になってしまって、上場企業は上場廃止に、未上場の会社なら銀行引き上げの事態になります。
国も政治家も、臭いものには蓋の精神でほとんど話題にしませんが、こうなると財政破綻した北海道の夕張市と同じ状況が国にも当てはまるようになります。
現在は、株式の下落に伴って資金が国債の買いに走っているため、長期金利が下がっていますが、一転して国債を売って株式を買ったり、資金需要が高まりますと、国債費の負担があっと言うまに増えて、予算が組めない状態に陥ってしまいます。
これから起業を考える人なら、国への依存は減らすことです。公共事業には手を出さない、国からの借金も極力減らす。国や自治体との取引を減らすことを考えるべきです。
これまで、長いこと危ない危ないとされてきたことは、ほとんど間違いなく危ない目にあっています。バブル経済の時がそうでした。バブルが崩壊して処理の時もそうでした。アメリカのサブプライムローンもそうです。日本政府の財政破綻も、決してない話ではありません。
起業家は自分の身は自分で守るのことが大切ですから、危険な領域には近づかないことです。そして、政府が財政破綻したときに、求められるビジネスを先回りして準備しておくことです。
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