今年もいよいよ年の瀬が迫ってきました。わたしは落語が好きで、年に何度か好きな落語家の独演会に行くのですが、この時期になると「芝浜」、「文七元結」、「睨み返し」といった、年の瀬に借金でにっちもさっちもいかなくなった江戸の職人、町人の話がよく掛かります。
江戸の住民は、そのほとんどが自営業者ですから、商売が上手くいかなかったり、博打や女郎に入れ込むと直ぐに地獄です。この辺は現在のおいて、上手い具合にお客さんを作ることができなかったり、商売に身の入らない自営業者が倒産するのと同じです。
そんなとき、落語ですと改心して商売に精を出すことで繁盛したり、人への施しが幸運を呼んでくれます。現代において、にっちもさっちも行かなくなったときはどうしますか?起業をする人は日頃から、リスク管理の一貫で対策を考えておいた方がよいと思います。
わたしは以前は、そのような時ほとんど何もしないでボっーとしてました。何もしないと、不運も立ち去ると思っていたからです。ただ、自営で暮らすようになると、ボっーとしているわけにもいきません。しかも、根が貧乏性のわたしにボっーとしているのはけっこうツライです。
そんなとき読んだ本からアイデアを戴いて、どんな小さなことでもよいから成功体験を引き込むことにしてます。最近では、中高年の年齢別水泳大会で1位になりました。5歳刻みで、しかもバックストロークの参加者3人ですから自慢にはなりません。ただ、こんなことでも落込んでいるときには自信になります。
年の暮れ、会社勤めの人が一年で最も羨ましく見える時期です。盆と正月は、起業家にとっては最も落込む時期です。にっちもさっちも行かなくなったときのために、今からささやかな成功体験を考えておくことです。
《現在、起業ランク30位から32位へ下降中です。
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