今日は寒かったです。この冬一番の寒い一日でした。一日中、風が吹き荒れていまして、立て看板や自転車など支えのないものはほとんど倒れていました。みなさん、元気にお過ごしですか。
今日は、起業とは直接関係はないのですが、廃棄物処理をしている会社を訪問してきました。現在は「環境の時代」とよく言われます。環境保全がビジネスになる時代と言うわけです。ただ、わたしの周辺では環境ビジネスを行っている会社の絶対数が少ないですし、ビジネスを行っていてもそんなに儲かっているとも思えません。ほとんどは、解体関連の仕事をしている人たちです。
今回訪問した会社は、最近よく使われるようになった「都市鉱山」と呼ばれる、産業廃棄物から貴金属を回収している会社です。事前のわたしのイメージでは、会社の一角に産業廃棄物が山積みされていて、スクラップの中から貴金属を回収している場面でした。
ところが実際の会社はとても清潔な回収工場で、臭いも廃棄物を分解するために使う酢酸の酢の臭いが微かにする程度です。廃棄物自体が直ぐに切断されて、燃やされてしまうので、ほとんど目にすることがありません。
この会社が集めているは、病院のX線フィルム、歯科の入れ歯や被せモノの金属、貴金属加工場の廃棄物など、所有者がはっきりしている廃棄物で、ここで溶解して金属を取り出すと、回収費用を差し引いた上で所有者にお金で戻すシステムになっています。
しかも、取り出した貴金属は再び金属市場に戻すことで、循環型都市鉱山の成立に尽力しています。この取引の仕組みが、安定した廃棄物の供給につながっていて、この会社の売上高は、年率10%近く達します。また、独自に銀製品の自社販売も行っていて、環境型ビジネスをフルに活用して利益を上げています。
環境ビジネスは多分に、仕組み作りのビジネスだと思います。これから環境をテーマにした起業を考える人にとって、この仕組み作りが重く圧し掛かるのではないでしょうか。
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