《現在、起業ランク15位から16位へ下降してます。
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このところ、食品価格の値上がりはひどいようです。消費者や飲食店のお客さんは、直接値段に接しないので他人事にしか聞こえませんが、食堂経営者や中華料理店の人の話を聞いていると、悲鳴に近いものがあります。見なさん、元気にお過ごしですか。
小麦やトウモロコシの値上がりは、昨年あたりから本格化してますが、今度はコメの価格国際価格の上昇が激しいと日本経済新聞やNHKが報道しています。穀物類はバイオ燃料への転化や先物投機もあるようなので、原油価格同様に一朝一夕では納まりそうになさそうです。
野菜や魚介類の価格は落ち着いていますが、肥料価格が上がっているために、食肉価格や鶏卵の価格も引き続きあがりそうです。わが国では、人件費も上昇したままですので、インフレの兆候は納まりそうにありません。
問題は、このような状況下で飲食業を目指す起業家が、開業をして大丈夫なのかと言うことだと思います。まず困るのが、事業計画の仕入価格が、実際に開業する前に数%上がって計画に狂いがでることです。飲食業の場合、粗利益率は60%程度を見込むものですが、食材の価格上昇によって63%や65%に上昇すると、直ぐに利益に影響します。
しかも、一時的なものでしたらその後の努力で上昇分を吸収することは可能ですが、この値上がりが長期間続きますと、基礎体力にない新規店舗は過ぎに音を上げてしまします。
飲食業での開業は、現在の経済環境では厳しいと思います。もし、現在の値上がりを頭に入れないで飲食店の起業を考えている起業家の人がいましたら、今一度仕入環境を見直してはいかがでしょうか。