《現在、起業ランク12位から13位へ下降中です。
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昨年秋に日清食品がカップヌードルの値上げを発表してから、加工食品の価格は堰を切ったように上昇を続けています。それまでも、世界的に食品価格は値上がり続けてきましたが、わが国では小売店や飲食店の企業努力によって上昇分を吸収していました。その努力も限界にきていたようです。そして今年4月からは、一段と食品の値上がりが起っています。みなさん、元気にお過ごしですか。
一方、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件の発生以降、わが国の食に対する安全意識が一段と高まって、少しくらい価格が高くても安全な食品を買って食べるという人たちが増えています。わが国は、食の安全に関して牛肉や残留農薬に見られるように、世界で最高レベルの安全を求める国民性があります。ただ、食品価格が世界的に上昇する中で、安全と低価格と云う相反する消費者の希望のどちらを取るか、起業に際しては迫られます。
その上、4月1日からは「特定健診・特定保険指導」がスタートして、体によい食品を求める風潮も高まっています。安全を代表する食品が有機野菜なら、健康により食品はアワ、ヒエ、キビなど、雑穀類ということになります。
これから飲食業で起業をしようとする場合、これら変化する景気や社会環境の中で、どのような食材をベースに起業するか、その後の展開は大きく変わると思います。
有機野菜や雑穀類を扱うと、現在はとてもお客さんは集ります。ただ、食材を集めるのに苦労しますし、価格が高いので利幅も少ない商売を強いられます。同じように、現在は安い食材を集めるためにも大変な苦労をします。
このように人並み以上の努力をしないことには、年々売上げの落ちている小規模経営の飲食業では、商売を軌道に乗せることは難しいと思います。ほかの店にはないどんな特色をだすのか、起業家の腕の見せどころです。