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ライブドアの堀江貴文元社長が、東京高等裁判所の判決でも懲役2年6月の実刑判決を受けました。04年9月期のライブドアの決算で粉飾決算を行い、株価を吊り上げることで投資家や株式市場に大きな被害を与えたと言うものです。みなさん、元気にお過ごしですか。
堀江元社長は株式市場ばかりでなく、起業の世界に対しても大きなしこりを残しています。今でも、20代、30代の人の中には、堀江ファンは大勢います。結局、「金さえあれば何でも買える」と豪語した元起業家が、その金を作るためにイカサマを行って警察に捕まった、何とも皮肉な結果が待ち構えたことになります。
この何でもできると錯覚させたお金が、実は22日に八王子の京王線駅ビルの書店で起った無差別殺人でも、東京・秋葉原での通り魔事件でも、茨城・土浦のJR荒川沖駅構内で起こった通り魔事件でも、陰の主役のような気がしています。秋葉原の山田被告や荒川沖の金川被告は、サラ金に多額の借金をしていることを話しているようですが、八王子の菅野被告も親に相談しても聞いてもらえないのは、借金の話しだと思います。
彼は一人暮らしをしていて、手を怪我して仕事のできない状態で数ヶ月過ごしているのですから、多分お金には困っていたと思います。「誰でもいいから、人を殺したかった」と云う告白は、多重債務者がヤケッパチになって最後に世間を敵に回したような気分で犯す犯罪ではないでしょうか。ただ、最近の警察発表は、一日にワンフレーズをマスコミ向けに発表するだけで、結果的に警察が社会をこの発表によって誘導しているような気がしますし、何が原因なのか事件の背景がまったく公表されないこともおかしいと思います。
これまで、何度かこのブログで話してきましたが、今この国には、約100万人に及ぶ多重債務者がいます。もし、このうちの1%の人間が自棄になって自暴自棄な犯罪を起こすと、1万件の事件が発生することになります。実は、この問題は、サラ金が貸し出し規制をスタートさせる以前から、色々な人が指摘してきたのですが、個人情報の問題とか、国も自治体も財政に余裕がないことから、うやむやで現在に至っています。
本気で、相手は誰でもいい殺人に立ち向かうなら、多重債務者の返済計画に本気で向き合う公的な機関が必要です。コンサルタントをしていて、物事の本質を見ることを生業としていると、この種の事件に対してあまりにも世間が背景を知らないことに驚きます。
そのため、起業を目指す人のなかにも、共同経営のカタチでお金に困っている人が接近している例をよく聞きます。自分自身が意味のない借金をしないことは当然ですが、危ない人が近づいていることにも、警戒が必要です。八王子の事件同様に、今の世の中どこに危険があるか分りません。
『
そんなバカな』
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