やはり昔からの言い伝えどおり、8月の旧盆を過ぎて天気は急速に変わってきました。あの南からの生温い風はすっかり姿を消してしまって、肌に心地よい秋風が吹き始めています。毎年どんなに暑い夏でも、約束どおりに天気は変わり身をみせます。みなさん、元気にお過ごしですか。
変わり身と言いますと、わたしは女性公認会計士で、経済評論家の勝間和代さんの最近の仕事ぶりに感心してます。彼女は、アーサー・アンダーセンやケミカル銀行(現在のJPモルガン・チェース)、JPモルガン・チェースなど、外資系企業で金融のスキルを身に付け、投資顧問業と経営コンサルタントとして起業しています。
2005年には、ウォール・ストリート・ジャーナルの「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれて、広く一般的にも知られるようになりました。07年からは著作活動も積極的に行っていて、
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(ディスカヴァー21)、『お金は銀行に預けるな』(光文社)、『効率が10倍アップする新・知的生産術』(ダイヤモンド社)の3作が15万部以上の売行きを示し、マスコミにもよく登場するようになりました。
勝間さんの紹介はこのくらいにして、彼女は元々投資家や企業向けに資金運用のアドバイスを行うことで起業しています。ただ、07年に発覚したサブプライム問題によって、世界の金融業界はこれまで経験のしたことのない不景気に陥っています。現在のところ全体像がはっきりしていなくて、わが国でも証券会社で問題が指摘される程度ですが、これから大変な問題になる可能性もあります。
06年までは、書籍のベストセラーに金融関連の本が半分程度はあったのですが、07年後半以降はまったく姿を消しています。そして、現在勝間さんがよく書いているような、ビジネススキルのノウハウ本ばかりです。「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレーム... ビジネス思考法の基本と実践」、「勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!」、「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」など、今年になって書いた本は金融から離れて、若いビジネスパーソンが知りたい仕事法に焦点を絞っています。
この世の中の流れに乗って稼ぐことは、これからの起業家が一番考えなければならないことです。自分の本籍がファイナンスであろうと、会計であろうと、ニーズのない所からは身を引いて、自分の売れるノウハウを積極的に売ることで起業は継続していきます。勝間さんのフレームワークによる考え方も感心しているのですが、それはまた別のときに書きます。この変わり身に注目してください。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク8位から8位へ変わらずです。
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