芸能人は、そのネームバリューによる集客力を利用して、商売を始めるケースがよくあります。芸能の仕事はどうしても浮き沈みが激しく、収入が安定しないところから、話題性でお客さんを集められる飲食店などは格好の商売です。みなさん、元気にお過ごしですか。
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大阪で
福利厚生援護会と云う名の会社を経営するF さんの場合は、元々は漫才師さん。ただ、Fさんにはまったくネームバリューはなく、集客する力もありません。彼は、漫才師では食べていけないため、食品会社の営業職を兼業していた4年前に考え付いた商売です。
それが「バーべ急便」です。この商売、軽自動車にバーベキューセット一式を積み込んで、セットの貸し出しや設営を行います。企業や地域のイベント・催しなどで主催者から依頼を受けて、軽自動車で現地に駆けつけてバーベキューを提供してます。
屋外でのバーベキューは、イベントの食事には手っ取り早く、多くの人が自分で作りながら食べることで、参加者にはとても喜ばれる食事です。ただ、設備を用意したり、材料の準備など年に1度か2度のイベントのため、一般の人には負担が多すぎます。
Fさんは、そこにすき間ビジネスの目を見つけたようです。セットを持参した軽自動車と、専門家一人から数人行くだけで、10人以上の食事を楽に進めることができます。最近は、一人当たり2千円程度の予算で、100人や500人の注文も舞い込んでいるようです。
このスタイルビジネスを変化させて、一方で移動販売を行いながら、他方でイベント主催者からの依頼で、多くの人の食事を賄う方法で色々バリエーションはありそうです。わたしは、燻製を作ることのできる軽自動車などがあると面白いと思いますが、これから不景気が続きそうですので、お金のあまりかからない楽しい食事の提供が人気を呼びそうです。