食の安全・安心に関してはまったく納まる気配がなく、逆に今後どのような問題が発生するのか不安の方が先に立ちます。人によっては、野菜など農産物を自分で作れないものか、考えている人も多いようです。みなさん、元気にお過ごしですか。
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京都で昨年9月にマイファームを設立したNさんは、この食の不安を解消する方法として、食べる人が自分で野菜を作るための、貸農園事業をスタートさせました。多分、夏に田舎を歩いたことのある人なら分かると思いますが、わが国は食料の自給率が低いといいながら、耕作をしていない畑や水田はとてもよく目につきます。
農家の高齢化によって農作業をする人がいないケースが、現在は少なくありません。これら耕作放棄地が、05年には約38万ヘクタールに達しているようです。一方には、こんなに食の安全・安心が脅かされるのなら、自分の手で野菜を作りと考える人も多いはずです。この、耕作放棄地と野菜の作り手とをつなげたのが、貸農園です。
今年の春から貸し出しを始めた農園は、現在京都府、埼玉県など6ヶ所で、事業は農地法の問題もあるため、各農家から運営委託を受けるカタチをとっています。現在、約80人の人に農地の貸し出しを行っていますが、来年以降この利用者を飛躍的に増やして、5年後には農園数が1000ヶ所、利用者数は6万人を計画しています。
Nさんのような事業の場合、社会起業家とされ社会的な貢献が先にたって、利益は二の次とされてきました。ただ、作った農産物の販売の仕組作り次第では、利益を上げることも決して夢ではないように思います。農業には、他の事業にはない夢があります。