今日も東京株式市場は、大幅に株価が下がりました。連日、株価が大きく下がりますと、これから大変なことが起りそうな気持ちになります。みなさん、元気にお過ごしですか。
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確かに、株価の下落は企業の倒産につながりますから、信用収縮が起ります。生憎わたしは1929年の大恐慌を経験していませんが、1987年のブラックマンデーや1997年のアジア発の大暴落の経験では、この時期に起る倒産のほとんどが、元々の業績が悪かったり、負債額が企業規模に比べて大きすぎたり、ある種普段は倒れなくても台風が来たらもたない会社ばかりでした。
負債総額が、年間売上高の5割程度の会社は、ほとんど問題ありません。自然災害と同じで、古くて倒れそうな家屋や木を台風がなぎ倒して、そこに新しい家が立ち、木が生えるような自然循環の一環です。あまり意味のない、心配はしないことです。
それよりも、この異常事態を煽る連中がいることには腹が立ちます。週刊誌は、こけおどしで雑誌を売るための手段です。麻生首相が、「1929年(大恐慌)に匹敵する。日本に必ず影響でる」と発言したのには驚きました。ここで必要なのは、国民の不安をいかに取り去るかです。首相は、不安を煽ることで、現政権がここで選挙をするわけにはいかないと、云いたいのでしょう。
一方、株価の一層の値下がりを狙っている投資家も不安を煽っています。この次の展開を考える人たちは、底値で株を買うことを考えています。ブラックマンデーでも、アジア発の大暴落のときでも、冷静な目で市場を見ていて株を買っていた人たちが、その後の上昇期には大きな利益を上げています。
ユニクロのファーストリテイリングも、この時期に優先株を発行して2千億円以上の資金を集め、M&Aに積極的に投資することを考えています。この時期ですと、将来大きな利益を生みそうな会社を、安く買収できるからです。起業を考えるにあたっても、この時期は冷静な目と発想に転換が必要なようです。