不況になると活気付く業種に教育産業があります。特に、雇用が不安定になりますから、就職に有利になるように、資格取得のための予備校に入校する人が増えます。みなさん、元気にお過ごしですか。
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そんななか本日付の
読売新聞群馬版には、資格試験予備校大手の「LEC東京リーガルマインド」のLEC前橋校が、突然11月末で閉校することが明らかになり、受講生は慌てているようです。昨年は英会話のNOVAが破産しており、今年に入っても海外留学斡旋のゲートウェイ21が倒産しています。これまでのように、不況期に強い教育産業と云うわけにはいかないかも知れません。
もう一つ、このLEC前橋校は、LEC東京リーガルマインドが経営する直営の予備校と違って、全国に3校だけあるフランチャイズのなかの1校だったのです。恥ずかしながら、わたしはLECにフランチャイズ校がるとは知りませんでした。その他に、他の学校名で資格試験予備校を経営しながら、その中にLECの教材をビデオやパソコン通信を通して学ぶことができる提携校も全国に49校あるようです。
LEC東京自体は、講師が直接授業を行う直営校を27校直接運営していて、フランチャイズ校の場合は提携校と同様にビデオ、パソコン通信による授業だったようです。わたしは、フランチャイズによる開業については、中年以上の開業経験のない人にとって有益なシステムと思っています。フランチャイズと云うと、直ぐ素人は騙されるといったイメージが強いのですが、これはフランチャイズシステムをよく知らないで加盟した人が口にする台詞です。
フランチャイズと一口に云いましても、大手のセブンイレブンやサーティワンなどと、この1、2年に本部を立ち上げたばかりの本部では、まったく仕組みが違います。はっきり云って、セブンイレブンなどは儲かる仕組みを加盟店に提供してくれます。フランチャイズ加盟を止めて、独自のブランドで開業した人は異口同音に、「ブランド力のあるなしは、天と地の違い」と言いますが、開業してみると想像以上に大きな差を感じるようです。
ただ、LEC前橋校の場合を考えますと、直営27校に対して加盟3校とは、はっきり云ってほとんど加盟校向けのサポートは期待できません。加盟校ではまったく利益が上がりませんから、本部もまったく力を入れはくれません。この前橋校の場合、LECに加盟したことに自体に問題がありました。このような、フランチャイズ運営の基本的なところで間違いを犯しているケースはたまにあります。フランチャイズとはいえ、素人が裸のままで加盟するのは危険です。せめて、下着くらいは武装した上で加盟することです。