景気が悪くなると活気付く、例えは悪いのですが悪魔的な仕事はあります。今ですと、中小企業向けのマチ金と呼ばれる金融会社とか、飲食店向け厨房機器の買取会社などです。わが国ではほとんど知られませんが、コストキラーもその一つと思います。みなさん、元気にお過ごしですか。
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わが国では職業としてのコストキラーは知られていませんでしたが、フランス・ルノーからカルロス・ゴーンさんが1999年に日産自動車に来て、コストキラー、コストカッターは知られるようになりました。ゴーンさんの場合は会社経営者として、不要な社内施設、関連会社、取引先などを矢継ぎ早に切っていきました。
一方、1997年頃からの不況では、トヨタ自動車で生産管理などの仕事でスキルを高めた人たちが、トヨタ式カイゼンのノウハウを中小企業向けにコンサルティングするため起業するケースが増えました。ここでは、コストキラーと云うより生産合理化が主だったように思います。
不況で生き残りをかける中小企業にとって、コストキラーの存在は重要なのですが、わが国には専門に行っているコンサルタントはとても少ないように思います。ゴーンさんのフランスでは、小さな商店から中堅の製造業までコストキラーの守備範囲は広く、小さな削減額を積み重ねて会社の利益を確保します。
電話や携帯の契約方法から、容器のダンボールの品質、商品の配達方法、スタッフの配置まで、ありとあらゆるムダをばっさばっさと切っていきます。その会社の経営者が云えないことも、コンサルティングが代わって云うとスタッフは聞かざるを得ないといいます。
多分、このような仕事はわが国でもニーズはあるのでしょうが、現在はまだ定着していないようです。これまで企業で購買や資材、生産管理なので実績を積んだ人には、このような中小企業向けコンサルタントの仕事は、今後受け入れられそうな余地は大きい気がします。
コンサルタントの仕事は、大手企業の方が受け入れる土壌があります。本当は、中小の方が効果は大きいのですが、まだ理解されていないのが現実です。今回のコストキラーに関して、もし既に稼動している人がいましたら、情報を教えてください。よろしくお願いします。