最近は、マスクをして外出する人がとても多く思います。インフルエンザも大流行しているようですから、風邪には十分注意してください。やはり、うがいと手洗いが一番のインフルエンザ対策のようです。元気にお過ごしですか。
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その昔、起業と云うと新製品を発明して、その製品の製造販売することが起業の定番でした。1950年代あたりまでの創業者と云うと、ほとんどの人が画期的な発明品を引っさげての会社設立ということになります。エジソンも松下幸之助も、発明家と同時に起業家の顔ももっていました。
埼玉県のA さんも、そんな発明家で起業家の一人です。ただ、現在の流行の発明といいますと、発光ダイオードや太陽光パネルなど、先端技術の系統のものが多いのですが、Aさんの発明は熱湯の入ったカップめんを安全に持ち運べる「カップ麺ホルダー」なんです。
わたしは知的財産管理技能士として、特許や商標、企業秘密など中小企業の知財戦略の相談にのることもしていて、このAさんの特許の内容を詳細に調べてみたのですが、06年4月に特許出願を行い、08年9月に特許権を取得しています。
通常、このようなアイデア商品は、取得費用の高い特許より実用新案として申請するのが普通なのですが、Aさんは17万円近い費用を払って特許権にしています。そして、驚くのはこの申請を弁理士や弁護士に依頼せずに、自分で申請、取得まで行っていることです。彼は、「カップ麺ホルダー」に続いて、「カップ食品ホルダー」の特許も申請しています。
Aさんは、元々は自営で設計の仕事をしていたようです。たまたま、コンビニ店から熱々のカップ麺を恐々ともって店外にでる人を見て、ホルダーの発明を考えたようです。06年にはこの製品販売のために会社を設立しました。現在は、携帯電話会社の「au」の販促キャンペーングッズに選ばれたり、「東急ハンズ」池袋店で販売が始まったり、複数の会社からも取引の引き合いがきているようです。
「カップ麺ホルダー」のように身近にあれば便利なモノは、まだまだ発明する余地はありそうです。また、蛍光灯に代わる白色発光ダイオードや電気自動車、ヒト型ロボットなどは、特許とまでは行かなくても関連製品市場において、ビジネスチャンスには十分なりうる発明品です。こんな切り口で、起業を考えることもできそうです。