最近は、大不況の影響もありまして資金作りが難しく、短期間に起業することはとても困難です。そんななかディスカウントストアのドン・キホーテが、生鮮品小売で起業を目指す人向けに、売り場と商品仕入れを提供する「一国一城会」を立ち上げ、店主となる人の募集をはじめました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク5位から5位へ変わらずです。
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ドン・キホーテ側が提示する条件は、精肉・鮮魚・青果・惣菜で出店を希望している人。経験、年齢、国籍は不問。出店場所は、全国のドン・キホーテや長崎屋の店内5坪から30坪。出店に当たっての加盟金、保証金はなし。店舗の賃料は最初の半年は無料。それ以後は定められた賃料。店舗内の設備、什器は自己負担。また、水道光熱費、人件費、仕入費、包装物などの備品、ロッカー及び駐車場費用などは自己負担。但し、開業に伴う金融機関からの融資に対してはドン・キホーテが連帯保証人になってくれるそうです。
多分、店舗の出店でこれほど良い条件はないと思います。ただ、こんな好条件の場合、当然その裏にある事情を認識しておく必要はあります。ここからはわたしの私見ですが、ドン・キホーテはディスカウントストアと云うよりバラエティーストアです。長崎屋も元来が衣料品スーパーです。どちらも生鮮品に関してはあまりノウハウのない会社ですから、現在生鮮ストアに勤めていて、新しいアイデアで出店を考えている人を通じてノウハウの吸収を考えていると思います。
また最近は、グループ社員4千3百人以上の大きな組織になりましたから、ドン・キホーテ本来のハングリーでアイデア勝負の気風が薄らいでいます。ここで起業家の店舗を出店することで、優等生ばかりが増えだした組織に、新風を吹き込み気持ちが経営者にはあると思います。たまたまわたしは、1970年代に東京杉並区の桃井四丁目の青梅街道沿いで、ドン・キホーテ会長の安田隆夫さんが「泥棒市場」の名称でバラエティーストアを開業していた当時にお店を見ています。
現在のドン・キホーテを小さくした感じですが、まだまだお客さんの少ないお店でした。ただ、価格の付けづらい商品の品揃えや店の雰囲気からイメージしているモノは感じとれました。ただ、「泥棒市場」の名称はいただけません。多分、パリのモンパルナスやサンジェルマンの店舗をイメージしていたのだとは思いましたが。
今回のドン・キホーテの試みは、生鮮小売で起業を考えている人にとっては、十分検討に値するプランだと思います。
このサイトですので、覗いてみては。