まもなく4月、年度替りの時期がやってきます。起業を目指していた人のなかには、このタイミングで会社を退社する人も多いと思います。そんなとき悩むのが、自分の起業をどの範囲の人までに知らせておくべきか。あまり大騒ぎして触れ回っても、もし失敗したときのことを考えますと、意外と萎縮してしまうものです。今日も読んで戴きありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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退社する前に、自分の人脈ネットワークを図にして作成しておくことは大切です。また、会社を辞めますと、これまで親しくしていた友人、知人のなかには、疎遠になる人も大勢います。できたら、起業後も連絡を取り合って色々相談したいと思う人もいますが、事前に退職を知らせておいた人でなければ、相手は近親感を持ってくれません。
そこでわたしの場合ですが、自分の人脈と呼べる人を3つのレベルに分けました。第一群は古くからの付き合いのある人で、仕事上でも私生活でもお互いによく知る人です。当然、起業にあたっても事前に話はしてありますし、下手をしたら一緒に起業しようかと考えるような仲の人です。よく云う気の合う人で、モノゴトの考え方も似ている人。
第二群は、一緒に仕事をした経験があって相手にそれなりの能力があることを認める人です。ただ、仕事上だけの付き合いで、個人的にはほとんど相手の生活を知らない人。第三群はお互いに相手を知っている程度のレベルの人です。仕事で1度だけ一緒したことがある程度で、まったくの知人レベルの人。この3つに分類して、第一群と二群の人にはけじめを付ける意味もありまして、挨拶に出向きました。第三群の人には、後日挨拶状を郵送しようと思っていましたが、会社の住所しか知らない人が多いため、メールと合わせて最小限の人しか連絡できませんでした。
後々大切なのは、第二群の人たちです。仕事を紹介してくれたり、貴重な情報を知らせてくれる人もいました。こちらからも、退社後色々と仕事の手助けをしたこともありましたが、この仕事だけの付き合いの人は役立ちます。第一群の人は目線が似ているだけに、同じ会社で仕事をするには楽ですが、独立して自分で仕事をするとなると、これまでにない違和感を覚えたりするものです。
これはあくまでもわたしの印象です。みなさんのなかは、既にこのような人脈ネットワークのリスト作りをしている人も多いと思います。もしこれからの人がいるなら、会社を辞めた後のことをイメージして、気楽に連絡できる関係を今から作っておきたいものです。起業した後から、新たに人脈を作るとなると大変なエネルギーとお金がかかりますよ。