岡野工業の岡野雅行さんと云うと、わが国で最も有名な街工場の経営者で、「痛くない注射針」の開発製造をした人として知られています。この岡野さんの言葉で好きな一つに、「カネを追いかけるからカネは逃げる。仕事を追いかけると後からカネはついてくるよ」と云う言葉があります。起業を考えるとき、この言葉をポケットに入れておくと間違いありません。起業では、仕事より先にカネばかり欲しい気持ちに陥りやすいからです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク6位から6位へ変わらずです。
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このところ、起業相談を受けていて気付いたのですが、ご夫婦で起業を考えている人たちがとても多くなっています。最初の相談はご主人であっても、その後に奥さんと相談してから判断しますと云った返事が増えているのです。今年3月に東京ビックサイトで開催された「フランチャイズ・ショー2009」でも、例年以上にご夫婦連れでフランチャイズ加盟を考えている人たちの姿が目立ちました。
一説には、昨年からの大不況で生活防衛のため、夫婦の仲がこれまで以上に良くなっていると云う説があります。スーパーやデパ地下などで、ご主人が携帯電話片手に奥さんと連絡を取りながら買い物をしている姿は、今ではとても一般的な光景になっています。近く結婚を予定している男性のなかには、結婚後は夫婦で会社を興すことを計画している、なんてことを云いだす人までいるほどです。
起業にとって、一人で独立開業するよりは、夫婦で行う方が圧倒的に有利です。また、起業においては、例え一人で独立するにしろパートナーや子供の理解は欠かせません。生活も収入も、起業しますと一変します。軌道に乗るまでは、支出を最大限減らす必要があります。当然、一緒に暮らす家族や知人、親族には知っておいて貰わなければなりません。このように、多くの人に知ってもらうことで、起業に対する取り組みにも気合が入ります。
要は、起業にあたって孤立しないことです。あくまでも、起業の最終決定は起業家であるあなたがする必要はありますが、そこまでのプロセスで人に任せられるものは人に任せ、仕事のスピードを上げる必要があります。そして、パートナーを筆頭に起業のためのネットワークを作ることです。現在の大不況は、金銭的には国民に大きな代償を求めていますが、人と人との絆では生き延びるために、これまでになく太い絆を作ることに役立っているようです。