政府が発表する経済統計と、今現在進行している実体経済の間にはタイムラグがあります。多分、4月15日は、わが国経済が徐々にデフレの歩みを速めている時点ではないかと思います。経済の収縮が始まっていて、消費者物価も徐々に下がっています。このようなとき、起業に二の足を踏むのは当然と思います。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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スーパーにしろ、コンビニにしろ、小売店は値下げ一色です。飲食店も、「餃子の王将」や「日高屋」など低価格戦略の店ばかりが注目されます。この時期売れ筋は、品質がよく低価格品ばかりです。ユニクロやニトリの商品を見ていますと、これに対抗して勝てるなどとは誰も思わないはずです。そのため、起業する人は価格を全面に出さない販売に徹しています。
日高屋の神田正社長は、一杯390円のラーメンを駅前の家賃が坪5万円の店舗で売っても、利益の出る仕組みを30年かけて作り上げました。こんな人がやっているお店の近くに、飲食店を開業しても敵いっこありません。でも、お腹の空いている人がターゲットではない、猫好きの人が集る「ねこカフェ」を近隣に開業したなら、やり方次第ではまったく違った土俵で営業を続けていくことも可能です。
考えてみますと、個人や少人数での起業の場合、ほとんどは価格の引下げとは無関係の土俵での起業です。最近、マネジメントのテキストによく載る事例として、動物輪ゴムがあります。最近、日本だけでなくアジアでも人気を集めている
動物輪ゴムは、6個で315円です。これに対して、小売店などが使用するビジネス用輪ゴムは、1箱30グラムが102円です。
多分、ユニクロやニトリがターゲットとしているのは、ビジネス用輪ゴムの世界です。1円、2円の価格差で勝負しています。われわれが対象にしているのは、その100倍とか200倍の世界です。それでも買ってくれる少数の人がお客さんです。そこで出来るビジネスを探すことが、起業への道のような気がします。