GWは、今日あたりが丁度中日にあたって、観光地へ向かう人はピークに達しているようです。今年は、休日の高速道路料金が1千円になったこともあって、観光地も高速道路も人が溢れています。そんな中、3日のNHKニュス7では、渋滞する高速道路を早く抜ける法を取り上げていました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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渋滞学の権威とされる東京大学の西成活裕さんの話によると、通常渋滞している高速道路では早いはずの追い越し車線では25キロ、走行車線が35キロと、走る早さは走行車線の方がずっと早いようです。多分、誰もが針路変更や割り込みの少ない追い越し車線が早いと思い込んで集中するため、逆に車の台数が走行車線より多くなっていると想像されます。
起業においても、このような偏った思い込みが原因で、お客さんの需要よりも業者の供給の方が多すぎて、多くの廃業を出したケースがあります。07年の運転代行での参入のケースです。この年、飲酒運転に対する罰則強化の法令改正が行われ、年の暮れにかけて運転代行業への参入が相次ぎました。1998年には2516社だった運転代行業者が、2007年には7253社と2.8倍にも増えました。
ただ、新規参入者が読み違えたのは、飲酒する人の絶対数が減少していることです。特に、若者の酒離れは顕著なものがあります。その結果、地元の飲食業に足場のある人や、タクシー会社、車両の整備会社などからの参入者は生き延びていますが、まったく足場がなく社会ニーズの必要性だけを頼りに参入した起業家は、その多くが廃業したようです。
高速道路の渋滞に関しても、西成先生の発言に従って多くのドライバーが走行車線に回りますと、今度は追い越し車線の方が早くなるはずです。これは、世の中のニーズとまったく同じ現象です。そのため起業家に求められるのは、起業を目指す業界情報や周辺情報を多く入手して手の内に入れておく。 車なら運転技術、ビジネスなら商品やサービスの知識を豊富にする。そして、少しでも高い視点から道路情報が見れるように、予測する能力を高めることです。