各地で催される農業へ就業するための研修会に、最近は募集定員の2倍や3倍の人が簡単に集るようです。農業に関する情報が広く知られるようになって、ビジネスとしての農業の将来性にも注目が集っています。ただ、農業や漁業ばかりではありません。わが国では長いこと注目されなかった林業も、農業に負けずに将来性のあるビジネスのような気がしています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク5位から6位へ下降中です。
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これまで、林業はほとんど産業の呈をなさないできました。わたしが住む東京都でも、西側約3の1分は森林地帯です。そこには林業組合があり、現在も主に杉などの森林を切り出して、住宅用建材に製材して市場に出されます。ただ現状は、それこそ細々と数少ない林家(りんか)が事業を営んでいる程度です。これまで、林業が話題になることもほとんどありませんでした。
一つには、国内林業が出荷する材木の価格が高すぎて、ロシアやインドネシアからの輸入材とはまったく競争にならなかったからです。ニつ目として、林業の仕事は「汚い」、「きつい」、「危険」の3Kの典型で、昔からの高齢者を除くと、ほとんど若い人が就職することはありませんでした。そのため、日本国土の67%も占める森林に関しては、ほとんど手付かずの状態で荒れたままになっています。
森林が荒れたままでは、そこから流れる川を伝って注がれる、下流の海が汚れると云います。また最近は、戦後大量に人工植林された杉の花粉問題が手付かずの状態で、花粉症患者がますます増えることにもなります。地球温暖化においては、森林はCO2削減に最も効果がありますから、現在の森林を減らしたくありません。しかも、森林資源を有効に活用することは、木材の国産品使用が可能になります。
農業と同様に、林業も今資本の投入が求められています。多分、林業に詳しい人ほど、林業での起業は無謀と云うと思います。ただ、現在の林業は、手付かずだった20年前の産業廃棄物事業と同じです。産廃事業も、誰もが産業化することは無理と思い込んできました。ところが現在は、最も利益率の高いビジネスです。産廃、下水道、葬儀など、どれも人がビジネスとは思わないうちに、利幅の高い儲かるビジネスに姿を変えています。出来ましたら、林業にも注目してください。