インフルエンザA型は、直ぐにも日本に上陸するような大騒ぎをしているのに、まだ一人も新型インフルに感染した人が現われないのは不思議です。米国やヨーロッパの国々と比べて、日本は騒ぎすぎと云う指摘をよく聞きます。日本政府なのか、日本人なのかははっきりしませんが、テレビにしろ、新聞にしろ、限られたスペースのなかで、インフルA型の報道が特別大きすぎて、その分他の報道は切り捨てられています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク6位から6位へ変わらずです。
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以前、日本人の遺伝子の特性を聞いたことがあります。そのなかで、「ヒト遺伝子のなかには心配性に関連する遺伝子があって、日本人の93%がこの遺伝子をもっているのに対して、欧米人の場合は30%程度しかもっていない」と言う内容でした。多分、日本人のベンチャー精神の不足を裏付ける話として聞いたと思います。そのため、企業のトップを目指す人は少なく、側近やナンバー2をなろうとする人が多いと云うことでした。
日本人に起業する人は少なくなったのは、中小企業白書などを見てもこの1991年あたりからの話で、それまでは起業する人は年率6%台でした。現在は3%まで下がっています。また、米国では13%程度と、日本を大きく引き離しています。ただ日本人も、明治以降、会社勤めが一般化する前までは、家の長男以外は男なら誰もが起業していました。
わたしは、日本で起業が少ない原因は、赤字企業が堂々と営業を続けていける、企業倒産が少ないせいだと思っています。生産性が悪くても、利益率が低くても、日本では一度軌道に乗った企業はなかなか倒産しません。現在政府が進めている緊急保証制度のように、常に苦しくなった企業に対しては政府の支援策がついて回ります。そのために政府は、850兆円を上回る国の借金を積み重ねています。
自民党と官僚と、既存企業とは、スクラムを組んできました。ただ、さすがに現在09年度の補正予算の審議を行っていますが、国の税収よりも多額の国債発行を続けていては、国が持ちません。例え、民主党が政権を取ったにしても財政再建に手一杯で、まともな経済運営を期待することは難しいかも知れません。
確かに、日本人には心配性の遺伝子を保有する人が多いかもしれません。ただ、今の国の財政を本気で心配している人は少ないように思います。日本人の特性には、見て見ない振りをする特性もありますから。どちらにしろ、早く経営不振に陥っている会社には退場してもらって、新しい起業家が登場しないことには、日本の雇用も、経済成長も、社会の活気も失われることになります。