ネットショップ「楽天市場」を運営する楽天が、市場で商品を購入した人の個人情報を、大口の取引先9社に1件10円で販売していたことが分かって、出店ショップの不評を買っています。楽天市場では、商品の購入者情報に関しては、セキュリティーの問題からショップ側には教えていません。その情報を自らが売っていたのですから、厚顔と云えば厚顔、恥知らずと云えば恥知らずの行為です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク2位です。
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楽天と云いますと、その強引な事業展開が昔から目につきます。ネットショップには、顧客情報を一切知らせず楽天だけに集中させていることもその一つですが、ショップの出店料の一方的な値上げや運営に不満なショップの契約解除など、問題はこれまでの何度も噴出しています。ただ規模がこれほど大きくなって、ショップへそれなりの利益をもたらしていると、運営の強引さに対する不満も大きな声にならないできました。ただ、今回のような姑息な収益の上げ方は、関係者のモラルハザードを歪めます。わたしなどは、楽天と提供された会社の間では安全でも、それを扱う社員や外部スタッフなどから洩れることを心配しています。
このような不条理な行為は、現場でショップオーナーの不満を聞く楽天社員に心のトゲとして残ります。楽天でなくても、会社のまずい事業方法に対して行き場のない不満を持つ社員はいます。また、お客さんの要望に対して、誠実に応えようとしない会社もあります。これらの会社の社員が、経営陣に事業展開の変更を申し出て受け入れらないとき、一気に起業に走るケースは昔からよくありました。
わたしは、「怒りのスピンアウト」と云ってますが、丁寧に対案をだしても方向転換をしなかったり、新しいアイデアを取り入れなかったり、変われない会社に対して社員自身が変わろうとする起業です。起業としては、最も軌道に乗りやすいパターンです。既に、その業界で仕事をしていて、業務を熟知していること。お客さんの顔がはっきり見えていること。特に、新たなイノベーション商品の開発などが絡んでいる場合は、ますます起業に向いてます。
このようなケースは、会社勤めをしているとよく出会っているはずです。ビジネス用語では、「場面情報」と云いますが、毎日の仕事の中で現場の人間が出くわす重要なシーンです。多分、あなたも大変な宝モノを見過ごしているかも知れません。会社がまったく事業に取り込もうとしないなら、そのときはあなたの起業の時です。