起業にあたっては、会社の使命や目標をはっきりさせることが、とても重要と云います。多分、起業で失敗した経営者ほど、この使命や目標の重要性を知っていると思います。何故なら、失敗する会社のほとんどは、社長以下、従業員全員が、自分の会社は何故営業をしているのか答えを知らない例が多いからです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。今日もお元気ですか。中山おさひろです。
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会社の使命や目標といいますと、一応カタチ通りに作ってはみても、そのまま社長の机の奥で眠ったままになっているところが多くあります。使命や目標があったとしても、売上げを上げることも、利益を高めることもありません。そのため、長い目で企業展開を考えることができなくなった会社ほど、このような間接的な影響は無視しがちです。
これと似たような例は、社内で行う消火訓練があります。多分、ビジネスパースンの半数以上の人は、会社の業務時間を割いて行う消火訓練などムダと思っているようです。ただ、消火訓練に参加していて、その後実際の火災にあった人のほとんどが、消火訓練は想像以上に役立ったと云います。何故、時間の無駄と思われる消火訓練が役立つのか?
それは、実際の火災に直面しますと、今の状態のように落ち着いて気持ちではいられません。ほとんどの人は、冷静に考える力を失っています。そんなとき、唯一火災のために行った消火訓練での動きを身体が覚えていて、そのときと同じ動きをするからです。忘れていけないのは、緊急の場合の心理状態です。今の心理で考えずに、火事のことは火事場の心理で考えてください。
同様のことは、会社が緊急事態の場合にも起ります。会社の資金がショートするような状態では、お金になることなら何でもしちゃう心配があります。もう、会社の使命や目標などは、すっかり頭から消えています。そんなことがないように、日頃から社内では使命や目標の読み合わせを行うことです。販売会社や製造会社では、始業前に会社のモットーや目標を唱和する会社があります。
毎日、同じ事を繰り返すことによって、頭の中に沁み込ませます。そして、火事のような緊急事態に、唱和通りに決められた行動をとれるようにしておくのです。起業したばかりでと簡単に考えないで、会社の使命と目標は従業員の誰もが直ぐ口にできるように、日頃から訓練を怠らないことです。