イオングループが昨年からスタートさせた、衣類の「下取りセール」が人気を集めています。ユニクロやポイントなど、衣類の専門店を除きますと、スーパーも百貨店も衣類の販売はジリ貧状態でした。そこから抜け出す方策として考えられたのが、古くからある手法の下取りセールです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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現在、起業ランク3位から5位へ下降中です。
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イオンの担当者は新聞のインタビューに、「今は、良い商品でも、安い商品でも、わが国の消費者は購買してくれない。そこで、一杯になっているタンスの衣料品を下取りすることで、そこに生まれたスペースに納まる新たな衣料品を販売することができる」と話しています。既に家庭内には、多くの衣類がある上に、不景気で出費を抑えています。
この下取り商法は、先にも書きましたが決して新しい手法ではありません。一番知られているのが、ご承知の通りリサイクルビジネスです。リサイクルでは、お客さんからの買取価格と販売価格との差額が収益になります。最近人気の Don Don Down on Wednesday では、家庭内の古着を秤買いする方法で商品を集めます。ここから、店内で売る商品、他の地域に廻す商品、海外の途上国に売る商品と振り分けます。全てを商品として再生させることが、若い主婦層から支持される原因となっています。
下取りは、衣類だけに限りません。書籍ですと、ブックマートのような古本販売になりますし、家電製品ですと、リサイクルショップで取り扱われます。また、楽器やパソコンなども下取りセールの商品としては知られています。ここに来て、家具を下取りする大手メーカーも現われました。家具販売大手の大塚家具では、新たに下取りセールを始めて大幅に売上げを伸ばしたようです。
この先はアイデアの世界です。身の回りを見渡し、下取りセールを新たな商品ではじめることで、起業に結び付けることができそうです。これからの商売では、モノを売ろうと思ったら、タンスに空きスペースを作るための仕組みを考え、そのうえで売らなければ、簡単には売れそうもないのが今の日本です。しかも、環境のためになることもお客さんを増やすためには必要です。