麻生太郎と云う人は、首相になることが政治家としての目標で、首相になって何をするかの部分は、まったく考えていなかったようです。この1月ほどのドタバタを見ていますと、首相としての問題以前に政治家として資質を問われるような行動ばかりです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしでうか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク5位から4位へ上昇中です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
米国のブッシュ前大統領にも同じような問題を感じました。彼は、映画「ブッシュ」を見ますと、優秀な父親に張り合うことが目的で大統領を目指します。そして、父親でできなかった大統領再選を目指すために、イラクに攻め込んだとわたしは考えています。麻生首相に関して、日本人は吉田茂元首相によるミラー効果を通して現首相を見ているようです。元首相並みの人間と思いこんでいる訳です。でも、実際に首相の器かどうかを検証をしてみると、笑っちゃう結果かも知れません。多分、みなさんの方がよく知っていると思います。
起業家においても、起業を実現することだけを目的化している人がいます。今から5年ほど前ですが、知人の紹介でフランチャイズでの開業を目指す人の相談に乗ったことがあります。その人は、情報システム関連の会社に勤めていて、そこで仕事をしながら、古本やCDのリサイクルビジネスを行うフランチャイズ加盟店オーナーになることを目指していました。地方の方でしたが、店舗探しからほとんどの仕事を本部の担当者に任せきりで、本人は忙しい合間に報告を聞くだけです。
そのため、開業の実現に向けてほとんど準備が進んでいなことから、わたしに相談すること考えたようです。ただ、この手の開業希望者は、わたしとしてもどうすることもできません。本人が動き回らないで、人任せで起業が動き出すことなどありません。準備で不動産屋と交渉するとか、店舗の周辺に挨拶回りをするとか、起業家に染まるためには大切なプロセスです。そこを抜きにして、いきなりオーナーですと登場しても、ビジネスは上手くいきっこありません。
起業家にとって、モノゴトの2歩先を読むことと、起業準備に入ってからの時間を味方にすることは、とても大切なことです。結局、古本のフランチャイズオーナーを目指した人は、一度加盟金をムダにしましたが、その後は再度自力で開業しています。政治家も既存の会社経営者も同じですが、これからの厳しい時代、地道に能力を鍛えていない人は、表舞台から消える日もそう遠くないと思います。起業家はそこからが勝負です。