シンプル族と云う新語が企業を、とりわけ若者向けに消費財を大量生産してきた大会社の経営戦略を脅かしています。若者の消費行動については、自動車やアルコールメーカーから従来の若者とは違い、あまり関心を示さないことが指摘されてきました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク21位から32位へ下降しています。
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まず、シンプル族の説明をします。命名したのは、「下流社会」で有名になった三浦展さんです。現在の20代を中心とした若者の特徴として、① モノを買わない、貯め込まない。 ② ハンドメイドの手仕事が大好き ③ シンプルな製品や生活を愛するの3点を上げています。この3点を見ますと、大手企業の経営者なら目を剥くと思います。自動車にしろ、携帯電話にしろ、テレビにしろ、お金のかかるものを買う気があまりないようです。
これまで若者の消費行動は、日本経済の牽引役と言われてきました。今では死語になっていますが、「独身貴族」と言われた時代もあって、高額商品や希少商品というとほぼ彼ら、彼女らによって買い占められてきました。その若者の消費に変化が起こりそうなのですから、企業にとっては大問題です。国内での販売より、中国や東アジアでの販売に重点を移す企業も増えています。
起業にとってはどうでしょう?リサイクルビジネスが盛んになっている背景には、このようなシンプル族の出現があるのかも知れません。モノを買わないことは、レンタルや共同利用のシェアビジネスを拡大させる可能性があります。ハンドメイドなどは、大企業よりはスモールビジネスの世界です。大事なことは、シンプル族と呼ばれる若者の消費行動を味方につけれるかどうかです。それにしても、わが国経済はまだまだ変化を続けそうです。