やっと衆議院が解散しました。「郵政民営化」だけを公約に総選挙へ打って出て、それに投票する人がいたのですから、今考えますと怒りよりも笑ってしまいます。以前ですと、「円天」や「近未来通信」、最近ですとFAの「オール・イン」ですか、色んなカタチで騙される人はいるものです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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麻生太郎さんのことを馬鹿だ、アホウだと貶す人がいますが、彼は元々首相になるような人ではないと思います。最後は選んだ国民の責任ですが、やはり「自民党をぶっ壊す」とか、にっちもさっちもいかなくなった森内閣以後保守政党の自民党が、「改革」を言い出したあたりからこの国はおかしくなっていたような気がします。第一、前回の05年9月の総選挙で300議席近い大勝をしながら、自民党党則によって首相を辞めるなどとは、国に対する責任より党の規則が優先する仕組みは世界のどこにもない政治的無責任です。
わたしは、政治とはシンプルに考えますと、国民や企業から集めた税金の配分を決める仕組みと思っています。この配分が平等で、理にかなっているなら国民からの不満は少なくなります。ところが、小泉純一郎さんが首相に就いた以後の03年3月には668兆円だったわが国の財政赤字は、09年3月には816兆円まで膨らんでいます。公共投資は減額し、社会保障費も大幅に減らしながら、財政はどんどん赤字が増えています。今後、麻生内閣が最後の晩餐のように振るまった14兆円に及ぶ補正費用のツケがこれから回ってきますから、暗澹とした気分になります。いったいこの巨額の国の金は、どこに行ったのでしょう?
もし、本気で景気をよくしょうとするなら、少しでも起業する人に資金的な支援をすることです。EUでは大不況のさなか、起業支援で680億円の融資枠を設けて起業家に貸し出しています。起業は、景気刺激にも雇用対策にも効果的な役割を果たします。その点わが国では、大企業や官僚向けの資金はあっても、起業家向けにはほとんど顧みられていません。互いに騙されないように頑張って、国に世話にならない起業を目指しましょう。