首都圏や関西では話題に上らなくなった新型インフルエンザ。メキシコから流行が始まって、5月には聞きなれないパンデミックの言葉とともに世界を駆け巡りました。わが国では現在、東北、北海道や九州、四国などでなお広がりをみせています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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世界的に見ても、南米やオセアニア、ヨーロッパなどでは依然流行の拡大が続いています。北半球の今年の冬には、再び大流行がやってくるとも予想されています。また、マスクの買い置きが心配になる季節の到来です。そのマスクですが、昔から製造メーカーは決まっていて、新規の参入など考えられない市場のように思われています。色は白でデザインもほぼ固定したいます。今後、インフルの大流行が到来して需要が高まったとしても、新たにマスクを作るなど思いもよらないのではないでしょうか?
ところが、このマスク市場に2008年6月に新規参入した人がいます。因縁めいていますが、今回わが国で真っ先にインフル騒ぎが起こった兵庫県の「
フリースタンダード」と云う会社です。創業したSさんは、開業資金20万円でデザインマスクの開発をはじめました。マスクと云うと白といった固定観念がありますが、Sさんは模様生地によるマスクの販売を考え、現在は約100種類のデザインを販売しています。
「マスクは何故、白くなくてはいけなのか?」からはじまり、個性的な見た目のかわいいマスク作りを始めました。5月のインフルの流行時には、1日で約70万円の売り上げを記録したと云います。普通、薬局で買う白のマスクが、50枚入り1000円程度なのに対し、S さんの模様デザインマスクは1枚680円です。ただ、使い捨てタイプではなく、洗って何度も使えるマスクです。
考えて見ますとマスクの需要は、インフルだけでなく花粉症の時期にも高くなります。しかも、洗って何度も使えるタイプは、環境対策にとっても購入者の心をくすぐります。1枚20円と680円では、価格勝負にはなりそうにありませんが、個人の好みや環境問題など色んな要素が重なることによって、S さんのデザインマスクが市場で一定の地位を占める可能性は決してゼロではありません。街でデザインマスクを出回っていないか、関心を持ってください。そして、マスクのように市場が固定化されているようで、まだまだ参入余地のある市場を身近に探してみてはいかがでしょうか?