現在、起業家としては世界で最も有名なグーグルの創業者・ラリー・ペイジさんが来日しています。彼が、大学院の同級生セルゲイ・ブリンさんと二人で、インターネットの検索エンジン バックラブの研究をはじめたのが1996年です。わずか13年で世界的なIT企業のグーグルを作ったことになります。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク3位です。
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ペイジさんはパソコン向けOS開発に関して、「ネットを使うための基盤となる技術はオープンであるべき」と自論を説明しています。今月初めには、グーグルによる新OS「クロームOS」を開発していて、技術方式はすべて無償公開とするオープンソース化を発表したばかりです。わたしたちは15年以上に渡って、マイクロソフトのウィンドウズを使っていますが、そのOSが変わる可能性があります。しかも無償ですから、パソコン利用者にとっては朗報となるかも知れません。
ペイジさんとブリンさんが起業家として広く世界から尊敬されるのは、単にITの優良企業を創設しただけではありません。まず、創業13年後の現在も、IT技術者として開発の最前線で仕事をしている点です。グーグルは08年一年間に359件の検索への改良を行っています。Google マップやGoogle Earth、ストリートビューなど、絶えず新たなサービスの開発は、世界のIT技術に大きな影響を与えています。わが国のIT企業のなかには、結局は金儲けばかりに走って消えた会社が呆れるくらい沢山ありますから、グーグルの方が地道に歩んでいます。
またグーグルの経営にあたっては、企業経営の経験豊富な年長のエリック・シュミットCEOに任せて、二人はもっぱら技術革新に専念します。ただ、グーグルの経営方針やM&Aなどに関しては、二人の意思で決定しているようです。ベンチャービジネスの起業が盛んな米国の長年の知恵が生んだ会社が、グーグルと云うことができると思います。技術系での起業を考えている人は、ぜひグーグルの経営の仕組みを参考にしてもらいたいものです。