起業を考える人にとって、どんな業種で起業をするかは、最も重要なことです。一見、どんな業種でも、経営能力によっては成功できるように思い勝ちですが、実際には一定の法則が働いています。誰もが知っているのは、大企業と同じ土俵には乗らないことです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。中山おさひろです。
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また、あまりに初期投資が高額の事業も起業には危険です。そして、最近言われ出しているのが、デフレ業種での起業も成功はおぼつきません。多分、普段の生活で実感されていると思いますが、居酒屋や弁当店は大手企業や中小企業が入り混じって、大変な価格競争が起こっています。居酒屋の場合、これまで首都圏の平均的な客単価は3000円前後とされてきました。それが昨年暮以降は、2000円台前半まで下がりつつあります。一品、300円の料理や酒を出す店が急速に増えているのです。
これは、弁当店についても同じことが云えます。どこの店でも、標準ラインとされてきた500円が崩れだして、400円や300円の安売りがはじまりました。ラーメン専門店でも、これまでの700円のラインが下がりはじめています。このように、販売価格が下がるデフレ業種による起業をしたなら、資本力の乏しいわれわれは一溜まりもありません。大手や中堅企業の資本力の前に、廃業するか撤退して他の業種を探すしかありません。
それでも最近の開業では、居酒屋とラーメン店が群を抜いて多いようです。起業家に情報が少ないのか、前回の90年代後半の大不況では、居酒屋とラーメン店の開業が人気を博したせいとも考えられます。これは飲食業だけに限らないことです。小売りにおいても、サービス業においても、デフレが激しく価格競争に火がついている業種への参入は得策とは思えません。簡単に起業業種を決めないで、しっかり実情を把握したうえで、起業をしても決して遅いことはありません。