このブログでも何度か、現在は歴史に残る変革の時と書いてきました。最近はあまり話題にならなくなりましたが、2000年前後の不況期には明治維新、終戦と肩を並べる歴史の変換点と云われてきました。わたしは8月30日の総選挙以降、この変革期を実感できるのではないかと思っています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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日本の近代史を振り返りますと、国内で内戦が起こった1868年の明治維新は近代の出発点です。わが国の官僚制度はここからはじまっていますが、徳川幕府からのあらゆる仕組みがこのとき変わっています。次いで1945年の終戦ですが、わが国はほぼ全域が焦土と化しましたから、まさにゼロからの出発でした。米国の支配の元、現在につながるあらゆる仕組みはここで原型ができています。セミが成長過程で脱皮をするように、日本経済も敗戦後から64年が過ぎて、仕組みを変えざるを得ない時期にきています。
27日、民主党は今度の総選挙に向けてマニフェスト(政権公約)を発表しました。優秀な企業経営者がよく口にする言葉に、「経費を2、3%削減するには全社を挙げて大変な苦労をするが、根底から仕組みを変えてしまうと、10%、15%の削減は意外と簡単にできてしまう」があります。今回の民主党のマニフェクトには、税金の歳入と経費の歳出との仕組みを根底から変えようとする意図が見えます。ただこの場合、大量の出血を伴いますから、独立法人や政府関連機関などから大勢の失業者がでます。
今の日本の現状を考えますと、この程度の荒療治をしないことには、毎年20兆円以上の赤字国債によって何とか予算を組んでいるこの国は変えられません。多分、今度の選挙では民主党が圧倒的な勝利をして、政権交代は実現すると思います。ただ、民主党政権になったところで、国の財政赤字は財務省が公表している以上に膨らんでいる可能性があります。財政ばかりではなく、自民党政権や官僚の不正が公になって、景気どころではなくなることも考えられます。
多分、侍社会が官僚社会へと姿を変えた時期、戦争が終わって国内の主要施設も人材も何もかもが姿を消した時期と同じような姿が、今年の9月以降はわが国で起こりそうな気がします。少し大袈裟ですが、そのくらいの覚悟は必要です。一つはっきりしていることは、起業にとって国は助けにならないことです。政権が変わって真実の日本が姿を現すことで、失業は増え倒産も相次ぎます。これまでの50年の膿を出しながら、新たなビジョンを作り人材を集める大変な作業を国はしなければなりません。民主党には、勝利ではしゃいでいる暇はなさそうです。