結婚に対して人の気持ちが変わる時はビジネスチャンス

　最近、会社勤めをしている人の顔つきが変わってきているような気がします。わたしの接する狭い範囲の話ですが、企業ウォッチングをしているわたしの目から見て、目つきの鋭いくなった人が増えています。また、仕事の締め切り時間の設定が、これまで以上に厳しくなっているような気もしてます。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。

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　わたしが開いております起業相談に寄せられる相談も、以前のように主体性のまったくないものから、今は失敗は許されない危機感がひしひしと伝わる相談が多くなっています。多分、昨年9月のリーマンショック以降のことなのでしょう。それまではたまに見かけた、ビジネスにおける「あなた任せ」の切迫感の欠如した雰囲気はすっかり姿を消しました。どちらを見ても、ガチンコの勝負とか、本音での対応と云われるものばかりです。

　多分結婚に対しても、これからは本音での対応が大切になると思います。これまでの、結婚紹介や、お見合いビジネスと云った、どこかあなた任せにしていた結びつきも、これからは婚活と云われるように自分自身の目と感性による相手探しが主流になります。これまでリサーチしたところでは、自治体やNPOなどが共同作業などを通じて見合いをするケースは増えています。

　ただ、ヨーロッパでよく行われているお見合いツアーはわが国ではほとんど話題になりません。特に夏のこの時期、ヨーロッパではバケーションツアーが盛んに行われます。相手のいる人はよいのですが、恋人や旅行をする相手のいない独身者は、バカンス旅行に行けなくて一人で自宅にこもることになります。このような、相手のいない男女のためにツアーを組むのがお見合いツアーです。決して、お見合いとか婚活とかをPRするわけではないのですが、フットワークのよい起業家が旅行業者の資格を取得して、男女同数の参加者でツアーを組みます。

　真剣に結婚を考えなかった昔ですと、このようなツアーは難しいと思います。今は結婚に対して切迫感があり、しかも高額のお金がかかるお見合いビジネスの会員になるよりは、素顔の相手を見ることのできるツアー参加者を募ることで、十分ビジネスになる可能性があります。旅行業による起業を考えている人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。このように人の心が変化するときは、新たなビジネスが生まれるチャンスでもあります。