夏休みが始まりました。お盆で郷里に帰省する人も多いと思います。わたしは、景気がよくなるかどうかは、市場を流れるお金の量が多いか少ないかで決まると思っていますから、余裕のある人はお金を貯め込むよりは遣った方がよいと思います。人に遣わせておいて、自分だけは貯めこもうとする精神は、今の日本ではあまり感心しません。今日も、読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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地方の郷里に帰省する人にお勧めしたいのは、その地域の優良企業が経営する店舗巡りです。今、首都圏、関西、中部の大都市圏で成長している小売企業は、そのほとんどが地方出身企業です。家電量販店のヤマダ電機は群馬県高崎市が発祥の企業です。衣料品のユニクロを運営するファーストリテイリングは山口市、家具のニトリは札幌市です。小売業の場合、大都市生まれの企業が激戦区に勝ち抜いて日本一になったイメージがあります。ただ実際は、多くのお客さんがいる大都市圏より、お客さんの少ない地方都市でお客さん作りからはじめたこれら企業が、進出した大都市圏で楽な商戦を展開しています。
これからも、地方の優良企業が成長して、全国制覇を狙う可能性はいっぱいあります。一例を上げますと、群馬県前橋市でショッピングセンターを展開する「ベイシア」は、衣食住の総合販売を行っていて、現在は全国に28店舗出店しています。和歌山市の「オークワ」は、大阪以南、中部圏に140店舗展開する食と生活用品のチェーンストアで、生産性の高い店舗運営では全国有数です。また、福島県郡山市の「ヨークベニマル」は食料品を中心としたスーパーマーケットで、北関東と東北南部で156店を展開しています。
どの会社も上場はしていますが、まだ全国的な小売企業ではありません。イトーヨーカ堂やイオンのようにどこで知られた社名ではありませんが、ドミナント戦略で一定の地域においては圧等的なパワーと販売スキルをもっています。また、これほど大きな規模ではありませんが、地域特有の販売能力によって自力をつけている小売企業も少なくありません。ぜひ、地方に行った折には、地域の有力店の販売ノウハウを分析してきてください。