また今年も、豪雨による鉄砲水で多くの死者が出ています。昨年はこの時期に、神戸市灘区の都賀川で小学生ら5人が亡くなっています。9日から10日にかけては、神戸市から80キロ西北の方向にある佐用町で、既に11人の人が佐用川の氾濫で亡くなりました。毎年多くの人が亡くなる豪雨ですから、自然災害というより防災への不備がもたらした人災と言えるかも知れません。みなさんの土地ではいかがですか。今日も読んで戴いてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、人気ブログランキング 起業部門 5位です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
このような災害に巻き込まれたとき、人は誰もが正常な判断をすることが難しくなります。つまり、追い詰められた状況では、普段考えている対応の半分もまともには行動できません。そのため、人間は失敗を犯すものとして対応を考えたのがヒューマン・エラーの発想です。原子力発電所の設計思想は、このヒューマン・エラーに基づいています。米国・スリーマイル発電所での事故があってからは、作業員の操作を二重に監視する仕組みになっています。
起業のおいても、思いもしなかった失敗を起こすことがあります。わたしが知る失敗で悲劇的だったのは、引越し専門の運送会社を起業してまもなく、作業員が引越しの作業中に家具と家具の間に挟まれて大怪我をした事故の発生です。しかも、この事故の連絡で慌てた経営者が、自分で現地に向かう途中交差点で他の車に衝突する事故を起こしました。この会社は、従業員の労働保険にまだ加入する前の事故ですから、補償問題で会社の資金繰りがいきなり逼迫してしまいました。
普段は落ち着いていて、ポカの多い経営者ではなかったようですが、起業して精神が高ぶっていたこともあるようです。その後、何とか経営を立て直して現在も営業をしていますが、思いもしないヒューマン・エラーは誰もが起こします。自分だけは大丈夫などとは思わないことです。それよりも、事故が起こったときには、どのようにして精神の安定を図るか、前もって解決法を準備しておくことです。直ぐに相談のできる人を探しておいたり、心を落ち着かせるための文章を持ち歩くなど、手回しのよい人はけっこういるようです。一番怖いのは、何の根拠もなく、自分だけは大丈夫と思い込むことです。