昨日、今年は墓参り代行ビジネスの話題をニュースで取り上げないと書きましたが、13日午後7時のNHKニュースでは川崎での墓参り代行を取り上げていました。今回は、墓参り代行と一緒に、介護士が依頼者と墓まで同行して6千円の料金で墓掃除と搬送をすると云ってました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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最近の起業といいますと、IT を活用して立ち上げるデジタル系の起業が主流です。開業資金が少なくて済みますし、ビジネスが軌道に乗るのも早いのが特徴です。ただ、アナログ系でもしっかり利益を上げている起業もあります。埼玉県飯能市でおもちゃ作りで起業したN さんは、それまでおもちゃにはまったく無縁の人生でした。
保育士になることを考えて専門学校に通いましたが、中退してしまい、その後は公益法人の事務員、販売営業、医療コンサルタントと、なかなか自分に合った仕事を見つけられないでいました。転機は、結婚をして男の子が生まれたときです。それまで、一生涯続けられる仕事を探して見つけられでいたN さんが、子供の時から好きだった木工によるおもちゃ作りを仕事にすることを考えました。
当初はまったくの素人でしたから、奥さんをはじめ家族は大反対でした。最初の1年は、木の種類も分からず、おもちゃの作り方も、当然売り方も知らぬまま、自己流で作ったおもちゃを持っては、保育園や幼稚園周りをする日々でした。園長先生に会うことさえも難しい日を過ごしたようです。ただ、人間毎日おもちゃを作り、それを持って方々を歩いていると、アドバイスをしてくれる人が現れ、園長を紹介してくれる人も現れます。
変に木製おもちゃの知識がないことが、これまでにないおもちゃ作りを可能にしました。世の中にはゲーム機のように事前にルールが決まっていて、子供は受身で遊ぶおもちゃばかりです。N さんは、子供が遊び方を作りだせるおもちゃの開発を心がけました。そして、おもちゃの作り方を幼稚園の保育士に教えたり、全国の木工業者に部品の製作を依頼したり、木製おもちゃの裾野を広げる努力をしています。
工作教室やおもちゃイベントの開催など、自分のビジネスとしてばかりでなく、子供の情操教育の一環としてのおもちゃを考えています。起業では、10年一つの仕事を続けて専門家と云います。N さんの場合、28歳で木のおもちゃ作りで起業して、32歳で 創作玩具公募展に入賞して作家としては一人前として認められています。ただ、今でも毎日が修行の連続でしょうが、起業家としては立派にビジネスを軌道に乗せました。