再び、夏の暑さが戻ってきています。北海道の道央の農作地帯では、8月になって気温も高くなって、農作物のできも徐々に盛り返しているようです。例年に比べますと寒く、雨の多い夏ですから、野菜の価格に大きな影響がでています。今後、今以上の価格上昇にならないことを祈るだけです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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今話題の書籍に、西川三郎さんが書いた「小説家の経営術」があります。西川さんは、51歳で起業した経営者で、現在は61歳。多くの会社が、一昨年あたりから売り上げを大きく落としているなか、西川さんの会社は9期連続で増収増益を続けていることが話題になっています。会社名は、「ジャパニアス」。資本金は2千万円、08年度の売上高は27億3千万円、従業員数545人で横浜市の横浜ランドマークタワーにある技術系人材派遣会社です。
西川さんは大手生保に勤めていた人で、勤務の傍ら小説を書き始めています。その後退職して作家活動に入り、「瘤」、「ビックバン・ウォーズ 金融・生保最後の選択」、「凍える豹」、「沖縄の虎」など、長編ミステリー小説を主に書いています。途中、情報通信関連大手のエンジニアリング会社で専務を務めた一時期があり、このとき社長との意見の相違から自身が起業をすることになりました。6人の従業員とともに、複写機メーカーの請負を始めたのが1999年のことです。
「ストーリー経営」と、西川さんは小説に引っ掛けて自分の経営法を説明しています。従業員に対して経営方針をはっきりさせる。他の会社との違いを明確にする。プロジェクトを中心に会社運営を回し、起承転結によって継続させる。組織を活性化させ、一人ひとりに目標を持たせる。従業員の潜在能力を育てる。この、5点が経営のポイントです。
これまで、日本の企業が生き延びるには、一にも二にも効率化一本やりでやってきました。西川さんの経営の特徴は文化です。小説家と経営者と云いますと、水と油のように肌合いの違いを感じます。しかし、人の心理を読むことにかけては、小説家は一枚も二枚も上手です。そこにコミュニケーション能力が備わったなら、企業を物語の舞台にすることが可能です。このところ業績のよい会社には、企業文化を感じされる会社が増えています。「無印良品」、「六花亭」、「ユニクロ」、「中村ブレイス」などなど。設立後の企業経営に、自社の文化を根付かせることを考えてみてはいかがでしょう?