起業の準備を進めている人から、よく人脈をどのように作るとよいのか聞かれることがあります。わたし自身人脈作りにおいては、あまり人に自慢ができるような人間ではありません。普段から親しい友達と、ビジネスにおける人脈とは性格がまったく違っていますから、相手を間違えますと起業の失敗にまでつながる可能性があります。今日も読んで戴きましてありがとうございます。今日も元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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まず、大前提としまして、他人に頼り切った起業はほぼ間違いなく失敗します。これは、起業パートナーであっても、資金の出資者であっても、人任せの起業で成功することはほぼないと言ってよいと思います。一方、人脈につきましても、起業のキーポイントとなる場面での人頼みをしていては、いつか大きなトラブルの原因となります。よく大量の名刺をもっていることで人脈と勘違いしている人がいますが、名刺交換程度では人脈にはならないと思います。
起業においては、あくまでも当人が主体になることが原則です。当然部分的には、パートナーや優秀な従業員を頼りにすることはあります。ただ、当人が抜けても会社の運営が進むようでは、まもなくパートナーや従業員が辞めてしまい、彼らは独立して起業するシーンに立ち会うことになります。組織がまだ小さいだけに、起業家はあらゆることに顔を出していなければなりません。
また、個人的にとても親しい友達が仕事の人脈になるかと云いますと、これも当てにならないケースが多くあります。あくまでも、人間性の接点でつながっているのであって、お金の絡むビジネスでのつながりは別ものと考えた方が無難です。起業する前の会社の同僚の場合、一緒に仕事をしていた時は四六時中顔をつき合わせていることで、起業をした時には何でも協力してくれそうに思いますが、実際は助けにはならないと考えることです。また、会社を辞めた後の取引先など、ほぼ人脈にはなりそうにありません。
起業に成功した人の多くは、昔からあまり付き合いの深くなかった人のアドバイスや助言が、とても役立ったといいます。この際の相手とは? わたしの経験と推測では、多分に当人も将来の起業を考えている人のケースが多いようです。多分に同じ目標を持っているモノ同志ですから、そんなに付き合いがない間柄でも協力してくれるのではないでしょうか。また、相手の仕事にとって利益がある場合も、協力をしてくれることは確かです。人脈とは、当てにしている人はあてにならず、当てにしなかった人が当てになる、摩訶不思議な付き合いの世界です。