ハードからソフトへ、販売商品の流れが変わると云われたのは、いつの時代からだったでしょうか。多分、既に20年は経っていると思います。それでも、一月に購入したモノの比較をしてみてください。まだ、ハードの方が多いのではないでしょうか? 今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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パソコン関連は、購入初期の本体、プリンターなどを除きますと、ソフトの方が圧倒的に多くなっていると思います。しかし、家庭生活で購入するものは、まだモノが多いはずです。日本はIT関連では、諸外国に比べて先進国と思っている人が多いのですが、どうも専門家の話を聞きますと欧米からは、相当遅れているようです。確かに起業に関連した話でも、モノの販売で起業する人の話はよく聞きますが、ノウハウや知恵を売るソフトの販売で起業する人の話は本当に少ないのが現実です。
H さんは、学校を出て照明器具メーカーに勤め、照明デザイナーとして仕事をしていました。そして17年目に、大阪で工業製品のデザイナーとして独立しました。ただ、顧客をしっかり確保しての起業ですと、仕事に困らないのですが、Hさんの場合はなかなか仕事が回ってきません。そんな暇なときに始めたのが、一般の人向けの「手作り照明教室」です。日本に昔からある和紙をシェードにして、照明機器を自分で作る教室です。
そのうち、デザイナーとしての仕事よりも、教室の仕事のほうが注文が多くなります。本を出版したり、東京に出先を出したり、次第に全国的に照明教室の塾長として知られるようになりました。奥さんも、副塾長としてH さんのサポートをするようになります。多分、最初に起業するときにはまったく考えていなかったのでしょうが、手作り照明教室はマスコミを通し、中年女性を中心に全国的に知られることになります。
日本では、このような起業はとても珍しい例です。ノウハウを販売することで、有名人になることを想定する起業はほとんどないからです。米国でも、ヨーロッパでも、有名になって自分の名前を売り出そうと云う人は大勢います。この辺は、起業の土壌の違いでしょうか。有名になることは別にして、N さんのようにノウハウを売る起業には、わが国ではまだ広く展開する余地が多く残っています。照明に関しても、LED(発光ダイオード)を使うとか、アクリル、竹など新しい素材を使用する手もあります。また、海外に日本の照明を紹介する手も考えられます。発想次第で、この世界はまだまだ広がりそうです。