地産地消と云う言葉は、食の安全を担保するような使われ方をしています。地元で取れた作物を、地元で消費することです。多分、中国製の農産物に残留農薬が付着している問題などが公になって、急に地元産の野菜などが注目された1990年代後半から、全国で一般的に使われるようになったと記憶しています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、人気ブログランキング 起業部門 7位です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
その昔、国内でモノが飛ぶように売れたバブル時代のは、農産物も海産物も産地の農協や漁協を通して一度は、東京・築地や各地の中央卸売市場に集められ、その後再び産地のスーパーで売られるといった馬鹿げたことがまかり通っていた時代があります。さすがに現在は、スーパーの仕入れ担当者や市場関係者も賢くなって、地元の農家から直接買い付ける手法に切り替えています。
現在、この地産地消の心地よい響きは、食料だけでなく住まいでも使われます。住宅建築において、地元産の木材や建材を使っていることをPRする工務店が増えています。わたしの住む東京西部は、青梅市桧原村、奥多摩町など、一大森林地帯で木材の生産地でもあります。ただ、これまでは、価格の安い外国産製材に押されてほとんど市場に出回っていませんでした。それが、外国が製材の輸出に消極的になっているため、俄かに地産地消の木材販売に力を入れています。
ファッションの地産地消を行っているのは、新潟市の広告会社です。この会社、地元の専門店や専門学校から協賛金を集めて設立し、「新潟美少女図鑑」と云う名称のフリーペーパーを発行しています。新潟市を中心に、年間2、3回の発行で、ページ数は約70P前後、2万部の限定で配布しています。このフリーペーパーの特徴は、全てファッションを取り上げていますが、モデルは新潟市内の女性で、衣装は地元の専門店がヘアーは地元の美容室が、プランニングは地元の専門学校が提供しています。
このような活動によって、地元経済が活気付くことになります。また、制作費などコストを下げることも可能です。全てを地元のスタッフと商品によって作るからです。あわよくば、全国に知られる可能性も秘めています。プロ野球で云うなら、関西や四国で行われている独立リーグですし、芸能で云うなら札幌で独自の活動をしている大泉洋です。この地産地消、スタイルを変えるとまだまだ色んな展開が考えられそうです。あなたの街で行える地産地消は何ですか?