起業をしようと思ったら、一にも二にもタイミングが重要とは、多くのノウハウ本に書いてあります。お客さんニーズに合わせて、上手く商品やサービスを提供できるタイミングで起業すると簡単に軌道に乗せることができるからです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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でも、そう簡単にタイミングよく起業できるものでしょうか? 今、最も繁盛している飲食業の一つに中華食堂の日高屋があります。380円ラーメンと直ぐ出る餃子と、ビールによって、不況の中6期連続で過去最高利益を出しています。この利益の裏には、長年の製品製造や設備配置の研究があります。不況でビジネスパーソンの小遣いの減少も味方してます。駅の直ぐ側に出店する営業戦略もはまりました。何より、1973年のラーメン店での起業から、こつこつ積み重ねてきた実績があります。
一方、この不況で最も倒産の多い業種に、製造業向け人材派遣業があります。「派遣切り」と云う言葉が一般的になるほど、不景気に対する抵抗力のない業種でした。社会的に批判を浴びて法律改正を招くように、雇用する側の会社には都合のよい制度でしたが、雇用される側にとっても、仲介する派遣会社にとっても、利益の薄いビジネスでした。その原因は、どの派遣会社も同じ仕組みで、独自色をまったく出すことができない業種と云うことができます。
この2つの要素から導きだされる起業のタイミングは、他の人とは同じ行動をしないことです。民主党政権の誕生により、子ども手当てを目当てにした起業がこれから増えると思われます。特に、学習塾などには多くの起業家が集中しそうです。よく周りの動向を見極めた上で、起業を考えてはどうでしょうか? これまでの経験からも、安易な同調行動は危険です。
最良の起業のタイミングなどは、ないと考えた方がよさそうです。タイミングの合わせることに運を使い果たしたなら、その後のビジネスを展開するころには運がなくなります。やはり、ある程度時間をかける覚悟が必要です。時間をかけてビジネスを続けているうちに、お客さんのニーズとビジネスとが合うときがきます。ただ、大体の予測はついても、起業のタイミングと合わせることははっきり云って無理です。ビジネスは、そんなに甘いものではなさそうです。