2年前までは、わが国で最も成功した起業家の一人と云われました。旧グッドウィル・グループの創業者 折口雅博氏ですが、本人と管理会社併せて約312億円の負債を抱えて破産です。今では、介護制度を食いものにしたとか、派遣労働者の少ない収入からピンはねをした張本人など、石を持って追われるような立場です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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彼が、会社経営に失敗した原因を考えますと、多くのわが国の起業家が陥る失敗と共通しています。 ① 安易にマスコミに出て、経営者としてプラスの面ばかり人に見せようとしましたが、経営者にはマイナスの面もあります。従業員の首を切ることもありますし、会社を存続させるためには社会から理解されないこともしなければなりません。無防備にマスコミに登場することは、得るものがある反面、同じだけ失うものもあることをまったく理解していない経営者でした。
② 会社が上場するとこによって手にする創業者利益の使い道をまったく考えていません。わが国の起業家のほとんどは、上場によって保有する株価が高騰することにより、真剣に働くやる気を失くしてしまいます。ライブドアの堀江貴文氏が典型ですが、上場によって手にしたお金を元手に、株式投資などマネーゲームに走る人がほとんどです。この辺は、起業に関して科学的な研究が進んでいる米国では、失敗が目に見えているためほとんど投機に走る人はいません。
③ 経営者になったら、将来の自分に降りかかるリスクを考えて、親密なブレーンを作ったり相談相手を見つけておくものですが、わが国の起業にはこのような習慣はありません。全てをワンマン起業家の独りよがりの我流経営で展開しようとしますから、ほとんどの会社は世の中の変化についていくことができません。証券会社や銀行などに、客観的な評価をするノウハウも組織もないことが、起業を育てることもしませんし、例え自力で育っても健全に成長させることができません。
行き着くところ、最初の起業にあたって、高尚な理念や社会に対する契約を持ち合わせることなく、金儲けに走った当然の帰結と云えます。例え、シャッター通りに初めて起業する小物店であったにしろ、開業する以上は少しでも社会のためになる起業である必要があります。それと、マスコミに取り上げられることのマイナス点についても、そろそろ考える時期にきている気がします。
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