現在、わが国は需要は非常に落ち込んでいます。大企業から小企業まで全ての経営者は、わが国にとっての最適な需要を想定できずに悩んでいます。しかも現在の需要動向は、一旦底を打ったところで留まっていて、なかなか上昇気流に乗れない状態にあります。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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需要が伸びないうえに、物価の価格が下落するデフレ基調が続いていることが、判断をますます難しくしています。もし、需要の落ち着きどころが予測できますと、求人や生産体制、在庫量などを増やせますから、景気も徐々に上昇していくと思われます。この辺は、景気の気の曖昧なところで、思い通りにいかないところが、難しくあり、経営の面白いことろでもあります。
そんななか、経営が厳しくなっている会社に代わって、NPOによる起業が徐々に増えています。NPOとは非営利の社会貢献活動で、短絡的に云いますと利益の再分配を行わない組織・非営利団体を意味しています。非営利でも事業を行いますし、寄付によっても運営されます。そこで働く専従職員は、有給で仕事をしている人がほとんどです。
今、NPOが注目されるのは、一つには多くの企業倒産が発生し、弱い立場の人の需要に対して利益を追求する企業では、応えられないケースが出てきているからです。もう一つには、新たに発足する民主党政権では、国の財政が相当悪化しているところから、NPOに対する支援を行うことで、財政の出動を減らそうと考えています。
経営学者のピーター・ドラッカーは、『非営利組織の経営――原理と実践』(1991年)のなかで、今後の経済の課題として、NPOの台頭を予測しており、しかもNPO経営のレベルを高めることが経済に大きな影響を与えるとしています。まさに、財政悪化が手の施しようもなくなった今日の日本を予測しているようなものです。不況で起業が厳しくなっている人にとって、世の中にはNPOによる起業もあることを覚えておいて欲しいものです。