起業支援のサービスを行う図書館が各地に出現しだした。
東京・立川市立中央図書館には「ビジネス支援コーナー」が設けられ、起業に関する書籍をずらりと並べている。
わが国で、最初に起業支援を行う図書館を打ち出した千葉・浦安市立図書館では、同市商工会議所と協力して「創業支援セミナー」を開催している。
このほか、静岡県立図書館では、「ビジネス関連コーナー」を設置して、仕事上の調べる作業の手伝いをしていたり、東京・品川区立大崎図書館では2階部分を「ビジネス支援図書館」に作り替えて、支援体制を整えている。
このような図書館の動きに呼応するように、女性の起業が図書館を拠点に活発化しだした。リサイクルショップやネットショップなど、これまで家庭にこもっていた主婦や会社勤めの若い女性が、自分の得意分野でショップつくりを始めた。
住まいの近くにある図書館に足を運んで、地域の情報拠点で起業についてあれこれ考えることも、起業家にとって大切な時間だ。