日本の地方都市は衰退していると言われます。地方の工場や研究所が活動を中止するのに伴い、一緒に従業員がいなくなります。続いて、中年の髪の毛と同じようにパラパラと人口が抜け落ちていきます。人口10万人の地方都市なのに、昼間の駅前に人影が数人と云った光景も決して大げさではありません。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山です。
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そんななか、島根の松江市には最近人が集まるといいます。コンピューターで使うプログラム言語 ルビーを松江市の会社に勤める個人が開発、大手電機メーカーを始めとして世界から研究者や経営者が集まっていると云われます。事業には、お金ばかりではなく、人も頭脳も集める力があるようです。これは、松江市に限った話ではありません。
IT 企業や製造業が活発に活動して人を集めている都市には、岩手県の北上市、神奈川県の相模原市、広島県の福山市などがあります。福山市の I さんは、2001年に当時流行していたホームページの作成で起業しました。その後、会社の規模拡大に伴い大規模ネットショップのサポートや、中小企業の営業支援に力を入れています。現在は、東京にも事業所を構え、福山と東京の2本体制で事業展開をしています。
また、企業サポートを行う一方で、自力ででアプリケーション作りも行っていて、ミニブログとも呼ばれるツイッターの関連サービスでおしゃべりサービスの展開も進めています。現在のツイッターに写真や地図を付加するサービスです。このような会社が存在する都市は、地域の会社や個人の技術レベルは自ずと高くなります。そのため、福山市は起業が盛んな都市としても知られています。
産業論では、このように一地域に同業や周辺事業を行う会社が集まることを、産業クラスターと呼びます。このような地域では、起業をするのがとても楽です。行政の支援体制が整っていることが多く、起業の専門家も商工会議所や商工会などにいます。起業にあたっては、自分の住んでいる地域をもう一度見回して見ることです。意外と、起業しやすい地域とは知らずに住んでいることもありますから。