スーパーやショッピングセンターが全国に建設されるまで、各地の商店街が元気だった時代には、八百屋や肉屋、魚屋が、どこの町内にも1、2店はありました。それが、スーパーに集約されてしまったのですが、最近は大手スーパーの経営が厳しくなって、再び八百屋で起業する人が増えています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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今起業している人は、20代、30代の若い人が多く、有機野菜や自然野菜の販売に興味のある人が大半です。東京・新宿で住宅街に3坪ほどの野菜店を開業したY さんは、有機と自然栽培を中心に約30種類の野菜を販売しています。通常、住宅街に野菜店を開業することは、ビジネスとしては無謀以外の何ものでもありません。多分、みなさんの住まいの近くにもあると思いますが、何を勘違いしたのか、住宅街の片隅で何かを販売した店舗跡の残骸を見かけます。
このような店舗は個店と呼ばれ、孤立しているためにほぼ短期間に店を閉めるはめになります。日本人の多くは、ワン・ストップ・ショッピングが常識になっています。一カ所に買い物に行きますと、そこでは必要なものがほぼ全て買い揃えることができる利便性に慣れています。そのため、個店で開業してもほとんどはお客さんが来店してくれません。
Y さんは個店を逆手にとって、旬の野菜の調理法を紹介するなどコミュニケーションに力を入れています。また将来は、子ども向けに食育に関する集まりや調理教室の開催も計画しています。野菜店の開業にも、周到な準備がなされています。野菜好きが高じて会社を辞めて、調理師の免許を取得しました。その上で、野菜の目利きで有名な内田悟さんの許で約2年修行をして、力を蓄えたうえでの開業です。
今のビジネスでは、1つのビジネスだけでなく、複数のビジネスをすることでシナジー効果による集客をします。野菜の販売だけでなく、野菜を柱にした活動を続けることで、集客力のアップを目指しています。全国に展開しているスーパーの販売が頭打ちになっている現在、撤退を始める地域が増えています。そうしますと、八百屋や肉屋、魚屋といった昔ながらの小売店が息を吹き返しそうです。ただ、昔ながらの方法では難しいでしょうが、新たな仕組みを考えることができるなら、Y さんのような起業にも将来が見えてきます。