起業経験のある人なら、大抵の人は「若いうちの1度や2度の起業失敗は、お金では買えない財産」と言います。多くの若い起業家は、そんな財産は欲しくないというかも知れませんが、この種の体験はホントに掛け替えのないものです。今日も読んで頂きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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N さんが初めて起業したのは、28歳のときです。それまで、学校を出て5年間はアパレルメーカーに勤めて、営業を経験しました。最初の起業は、同僚から誘われてパソコンソフトの販売会社でした。丁度、2001年の不況の時期でしたが、顧客管理ソフトの販売はまったく売れず1年で倒産しました。その次の携帯電話用の小物販売では、N さん自身が中心になって必死に頑張りましたが、これもあえ無く失敗。その後のプロパンガス販売では、設立役員に名前を連ねてはいますが、ほとんど諦めが先にたってやる気を失っていました。
普通はここで起業は諦めて、会社勤めの方向に大きく転換する人が大半です。N さんは違っていました。たまたま、郷里で父親が趣味で行っていたメダカの養殖に力を入れるということで、東京から広島に帰ってメダカ販売に本腰を入れることにしました。N さんが始めたのは、メダカの新種の開発やインターネットでの販売です。起業で覚えたビジネス手法が、メダカの養殖販売では面白いように生きました。
現在は、既に500種類以上の新種のメダカを開発しています。「超男前メダカ」や「元祖白桜」と言った、N さん特有のネーミングも人気を呼んでいます。しかも、メダカと云っても貴重品種の価格は、3万円や5万円はしますから、その世界は奥の深いものがあります。N さんの起業は、メダカの養殖、販売ですっかり生まれ変わり、3度の失敗経験は多くの利益をもたらしてくれました。やはり、若いときの失敗は、お金では買えない財産とは本当です。もしかすると、「メダカの学校」とは起業のノウハウを教えてくれる学校かも知れません。
起業で悩んでいる方