連日、国の予算の使い道をチェックする事業仕分が行われています。わたしも、今日は午後にインターネットで現場の模様を聞いていました。画像が悪くてとても見ることはできませんが、会場の論議はよく聞こえます。以前は、国会の予算委員会で同じようなやり取りを見れましたが、今は政府側が官僚を追及する立場が入れ替わっての攻防です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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現在行われている事業仕分は、昔からの予算の使い道を新しいところに使うための前段の作業です。仕分によって廃止されたり、削られたお金は、子ども手当てや高校無償化など、民主党政権が実現しようとする社会に向けて使われることになります。これまで自民党政権では、企業など供給側に大きく税金が使われてきました。今後は、需要側の国民のためにお金がつかわれます。
起業を目指す人にとって、このお金の流れは大きな意味があります。まず、公共投資や政府系法人など既存の企業向けに大きく割り当てられていた予算が、今後は新しい分野に投入されることになります。起業する会社には、この新しい分野への参入は既存企業よりも楽なはずです。これまで、あまり関心がもたれなかった市場にお金が流れる可能性が高いからです。
09年版サービス業総合調査で売上げを伸ばしている、保育サービス、在宅(訪問)福祉サービス、家事支援などは、新たにお金が流れることが期待できる市場です。これまで、国の資金でダムを建設するといっても、そこに投入される数千億円のお金は、ほとんどわたしたちには見えないところでやり取りされていました。ところが、保育サービスで使われる子ども手当ては、一人あたり2万6千円が毎月支給されます。
しかも、その総額が4兆5千億円にもなるのですから、起業する側にしてはワクワクする話です。そのほかにも、09年度の二次補正予算も行われそうですし、10年度以降も新たな税金の投入先が生まれそうです。事業仕分で削られたお金の行き先は、これからも注目し続ける必要がありそうです。